ガーデニング愛好家の皆さんの多くには、コンポストを使われている方々がいらっしゃるのではないでしょうか。私も日本に住んでいた時にミミズ・コンポストを使っていました。しかし、長く続かなかったのを憶えています。そしてオーストラリアに戻ってきて、すぐ量販店のガーデニング・セクションで同じくミミズ・コンポストを購入し使い始めましたが、やっぱりまた失敗でした。
このようにずっとコンポストに負けていられないので、今回は自作コンポストを作成して(といっても既製品のボックスを使用しますが…)小さいバルコニーで使えるコンポストのシステムを試すプロジェクトと決めました。負けないように頑張ります。

蓋つきの小さいプラスチック・ボックスを使います。
サイズは、高:25センチ、幅:25センチ、奥行き:25センチです。
さて、皆さんご存知だと思いますが、コンポストとは一言でいえば、生ごみなどの有機物を微生物の力で分解し、土に還す堆肥を作る仕組みです。家庭で可能なエコな取り組みのひとつと言えるでしょう。具体的にコンポストを使うに当たって大切な事柄を上げる前に、コンポストを利用する際のメリットを挙げてみたいと思います。
- 環境にやさしい:食品ロスやゴミ問題への貢献となる。
- 家庭内での環境教育の促進:お子さんがいらっしゃるご家庭で、一緒にコンポストの管理をするとお子さん達の環境への意識に変革が起こる。
- ゴミ排出量・ゴミ袋使用量の減少に繋がる。
- いい堆肥が活用できる。
上記4点以外にも良い点があると思います。どうですか、皆さん、コンポスト一緒にしてみませんか。

生ゴミに土を被せてある。
私と同じようにコンポストを使っていたけど、恐らく、うまくいかなくて諦めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。2回ほど試みたコンポスト導入失敗で学んだ事や友人から頂いた良いアドバイスがあるので、皆様が一回で成功されますように以下掲載してみようと思います。もし皆さんのためになったら、とても嬉しいです。
- 臭い: 水分が多すぎる可能性がある。また、暑い夏場にコンポストが日向に置いてあり、コンポスト容器内部の温度が高温になっている場合。
- 虫: 容器の中に置かれた大量の生ゴミが表面に出ている。土で被せた方がいい。
- 置くといい場所: 出来れば風通しがよく、夏の日差しが避けられるような場所が好ましい。雨水などが中に入らないように気を付けてください。
- マンション等で気にすること: わざわざ書く必要はないと思いますが、日本では特に御近所さんに御迷惑をかけないように配慮する必要がありますよね。
これ以外にも2つほど私がしている(していない)ことがあります。1つ目は、1日1回コンポストを混ぜます。それから、前に使ったのがミミズ・コンポストだったからかもしれませんが、2つ目にしていない事は肉、魚、卵の殻を入れないようにしています。分解、発酵に時間がかかるからです。これは自分が思って行っていることなので、皆さんの状況に合うかわかりませんので、皆様の状況に合ったやり方を試してみてください。お願い致します。

スペースを取らないサイズなので、いろいろな所に置ける。
最後になりますが、いろいろなタイプやサイズのコンポストがありますよね。ドラム型からミミズ・コンポストやバッグ式まで様々です。皆様の住宅環境や状況に最適なコンポストを手に入れて環境問題解決に貢献できるようにガーデニングを楽しんで頂けたら嬉しいです。みんなで頑張って地球の環境問題解決に貢献していきましょう!
このプロジェクトの進捗のレポートも適時していきますので、ぜひ読んで頂ければと思います。宜しくお願い致します。ハッピー・ガーデニング!